お家で過ごす時間がもっと楽しくなるテレビ選び。今回は、東芝レグザの4K液晶テレビ「55E350M」と「55M550L」の違いについて、やさしく、わかりやすくご紹介します。
どちらも55型で人気のモデルですが、性能や機能に少しずつ違いがあるんです。
まずは違いを比較表でチェック!

項目 | 55E350M | 55M550L |
---|---|---|
チューナー数 | 地デジ×2/BS・CS×2 | 地デジ×2/BS・CS×2 + BS4K/CS4K×2 |
映像エンジン | レグザエンジンPower Drive | レグザエンジンZRⅡ |
美肌フェイストーンZRⅡ | 非搭載 | 搭載 |
カラーリマスター | 非搭載 | 搭載 |
音声実用最大出力 | 20W | 40W |
オーディオキャリブレーション | 非搭載 | 搭載 |
発売時期 | 2024年 | 2023年 |
55E350Mと55M550Lの違いを詳しく解説

チューナー数の違い
どちらのモデルも、地デジ・BS・CSチューナーがそれぞれ2つずつ搭載されているので、裏番組録画に対応しています。
たとえば、家族で番組の好みが分かれていても、見たい番組を同時に録画できるのはとても便利ですよね♪
一方、55M550Lにはさらに「BS4K/CS4K」用のチューナーが2つ追加されています。これによって、将来的に本格的な4K放送が始まったときにも、対応チャンネルを録画できる安心感があります。
「4Kのキレイな画質でテレビを録画したい!」という方には心強い機能です。
エンジン性能の違い
映像エンジンはテレビの画質を左右する重要な要素。55E350Mには「レグザエンジンPower Drive」、55M550Lにはより高性能な「ZRⅡエンジン」が搭載されています。
ZRⅡエンジンは、明るいところと暗いところのコントラストをくっきり表現しながら、色彩の豊かさや動きのなめらかさもアップ。
たとえばアクション映画やスポーツ中継など、速い動きのある映像でもブレにくく、クリアでリアルな映像が楽しめます。テレビに「映像美」を求める方にはうれしい進化です。
美肌フェイストーンZRⅡの有無
ZRⅡエンジンには「美肌フェイストーンZRⅡ」という、人物の肌をより自然でやわらかく映してくれる技術が含まれています。この機能があることで、女優さんやアナウンサーの顔色がとってもキレイに見えるんです。
とくにニュース番組やトーク番組、YouTubeなどで人物がたくさん映る映像を見る機会が多い方には、とても魅力的なポイント。
肌のトーンがナチュラルに表現されると、全体の映像も柔らかく見えるので、目にも優しくて見ていて心地よく感じます。
カラーリマスターの対応状況
55M550Lには「カラーリマスター」という機能が搭載されており、映像本来の色合いをより忠実に、そして鮮やかに再現してくれます。この機能があることで、たとえば自然の風景や料理番組などで、見たままのようなリアルな色味を楽しむことができます。
くすんで見えがちな映像も、カラーリマスターがしっかり補正してくれるので、「映像がのっぺりして見える…」といった不満を感じにくくなります。色が豊かに見えると、映像全体が生き生きとして感じられるので、日常のテレビ視聴がもっと楽しくなりますよ。
音声実用最大出力の違い
音の迫力も、テレビ選びの大切なポイントです。55E350Mのスピーカー出力は20Wで、一般的な家庭用テレビとしては十分な音量ですが、55M550Lはその倍の40W。より広がりのあるサウンドで、部屋全体を包み込むような音の臨場感が楽しめます。
映画の爆発シーンやライブ映像の迫力あるサウンド、繊細なピアノの旋律まで、しっかりと響かせてくれるのが魅力。
特に音質にこだわりたい方や、スピーカーを別途設置したくない方には、55M550Lのパワフルな音が頼もしく感じられるでしょう。
オーディオキャリブレーションの有無
55M550Lには、「オーディオキャリブレーション」という便利な機能が搭載されています。この機能は、お部屋の広さや形、家具の配置などに応じて、音の響き方を自動で最適化してくれるというものです。
たとえば、壁に近い場所に置いたテレビでは音がこもったり、逆に広いリビングだと音が響きすぎてしまったりと、環境によって音の聞こえ方は変わってしまいます。
そんなときにこの機能があると、自動でバランスを整えてくれるので、特別な操作をしなくてもクリアで聞き取りやすい音を楽しむことができます。
映画やドラマ、音楽番組はもちろん、ナレーションの多いドキュメンタリーやニュース番組でも、声がしっかり聞こえるようになるので、長時間見ていても耳が疲れにくくなります。
発売時期の違い
55E350Mは2024年に発売された新モデルで、比較的新しいトレンドや使いやすさが取り入れられています。一方の55M550Lは2023年モデルですが、機能面では上位の性能を持っているのが特徴です。
「できるだけ新しいモデルが欲しい」「最新の省エネ設計や使いやすさを重視したい」という方にはE350Mが向いていますし、「少し前のモデルでも、映像や音質のクオリティが高いものを選びたい」という方にはM550Lがおすすめです。
また、発売時期が1年違うことで、価格にも差が出やすくなっています。M550Lの方が少し安く購入できる場面もあるので、「性能重視×コスパ優先」で選びたい方にも嬉しい選択肢となります。
レグザシリーズの基礎知識(初心者向け)

レグザとは?特徴とブランドの魅力
「レグザ」は、東芝が展開するテレビブランドの名前です。日本国内では長年親しまれているブランドで、特に「高画質」「高音質」「録画機能の充実」が人気のポイント。
家電量販店などでも「レグザ=高性能」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
画質については、独自の高性能エンジンを搭載しており、映像の美しさや色の表現力に定評があります。特に地デジ放送などのノイズを抑えて、滑らかに映してくれる処理が得意です。
さらに、録画機能が充実しているのも特徴で、外付けHDDを接続すれば、地デジやBS番組を簡単に録画できます。操作も直感的でわかりやすく、はじめての方でも安心して使えるところがうれしいポイントです。
EシリーズとMシリーズの違いは?
レグザのテレビにはいくつかのシリーズがありますが、今回比較する「Eシリーズ」と「Mシリーズ」は、それぞれ違った魅力を持っています。
Eシリーズは、お手ごろな価格で必要な機能がしっかり備わったスタンダードモデル。画質や音質よりも「コスパ」を重視したい方に向いています。録画機能なども一通りそろっており、普段使いには十分な内容です。
一方、Mシリーズは、ワンランク上の映像美やサウンド体験を求める方向けの上位モデル。高性能な映像エンジンや立体感のある音響機能が搭載されていて、映画やライブ映像をもっとリアルに楽しみたい方にぴったりです。
どちらを選ぶかは、「どの機能にこだわりたいか」「自分のライフスタイルに合っているか」が大切なポイントになります。
デザインや使いやすさの違いは?

見た目のデザインは、どちらのモデルもシンプルで洗練されており、お部屋のインテリアに自然になじみやすい印象です。光沢を抑えたフレームや細めのベゼル(縁)は、テレビそのものの存在感を主張しすぎず、どんなお部屋にも馴染みやすい工夫がされています。
スタンドの形状も安定感があり、設置しやすいのも嬉しいポイントですね。
また、操作面では、リモコンがとても使いやすく、ボタンの配置も直感的でわかりやすくなっています。年配の方や機械が苦手な方でも迷わず使えるよう、よく使うボタン(電源・音量・入力切替など)が大きめに配置されているのが特徴です。
ネット動画サービス(VOD)へのアクセスもスムーズで、リモコンにある専用ボタンからYouTubeやNetflixなどのアプリをすぐに起動できます。操作に慣れていなくても、ワンタッチで見たい動画にアクセスできるので、とても便利ですよ。
さらに、メニュー画面も見やすく、設定の変更もシンプルな構成になっているため、「初めての4Kテレビ」や「家族みんなで使うテレビ」としても安心して選べるデザイン&操作性がそろっています。
用途別|こんな方におすすめ

55E350Mはこんな方にぴったり!
- コスパ重視で、必要な機能がしっかりあれば満足という方。
- 地デジやBS・CSの録画ができれば十分と考えている方。複数番組を録画できる機能で、日常のテレビライフを快適にしたい方に◎。
- 新しいモデルにこだわりたい方。2024年発売の新モデルで、より洗練された使いやすさや省エネ性能を重視したい方におすすめです。
- 高度な機能までは求めていないけれど、安定した画質と使いやすさは欲しい方。
- はじめて4Kテレビを購入する方や、家族用・寝室用として2台目を探している方にもぴったり。
55M550Lはこんな方におすすめ!
- テレビで映画やドラマを見るのが大好きな方。映像の細かい質感や色合いにもこだわりたい方。
- 音楽番組やライブ映像など、音の臨場感も重視する方。40Wのパワフルな音声出力で、外部スピーカーなしでも満足したい方に。
- 4K放送も録画したい方。将来的な4K番組視聴・録画に備えておきたいという方に向いています。
- 部屋の形や広さにあわせて、自動で音質調整してくれる「オーディオキャリブレーション」機能を活用したい方。
- ワンランク上のテレビ体験を求める方や、映像と音にこだわる家族全員で使いたい方にもぴったりなモデルです。
型落ちモデルとの違いもチェック

レグザの55E350Mや55M550Lを検討する際に、気になるのが「型落ちモデルとの違い」ではないでしょうか。たとえば、以前のモデルである「55M540X」と比較すると、最新モデルではカラー再現力や映像エンジンの処理能力が大きく進化しています。
具体的には、55M550Lには高性能な映像エンジン「ZRⅡ」が搭載されており、映像の明暗差や色の階調表現が格段に向上しています。これにより、夜景のシーンや鮮やかな自然の風景なども、より奥行きのあるリアルな映像として楽しめるようになりました。
さらに、音響面やネット動画への対応も改善されています。旧モデルではやや弱かった音の出力が、新モデルでは40Wにパワーアップし、より臨場感のある音を体感できるようになっています。
加えて、操作性やUI(ユーザーインターフェース)も見直されており、設定やアプリの起動がよりスムーズに行えるようになっています。
このように、型落ちモデルも決して悪いわけではありませんが、最新モデルは日々のテレビ体験をより快適に、そして豊かにしてくれる進化が詰まっています。「せっかく買うなら長く使いたい」「使いやすさにもこだわりたい」という方には、やはり最新モデルがおすすめです。
仕様を比較(公式スペック)

- 画面サイズ:
55型
(どちらのモデルも同じ大きさで、リビングや広めのお部屋にぴったりなサイズ感です。
大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいと感じる方が多いです)
- 解像度:
4K(3840×2160)
(フルハイビジョンの4倍の画素数で、細かい部分までくっきり映ります。
自然の風景や高画質の映像コンテンツを見るのにぴったり)
- 重さ:
約14.0kg前後
(設置は女性一人では少し大変かもしれませんが、壁掛けやテレビ台でも安定感があります)
- HDMI端子:
4つ
(ゲーム機やレコーダー、外部スピーカーなど複数機器をつなげられるので、使い勝手がよく便利です)
- ネット動画対応:
あり
(YouTube・Netflix・Amazon Prime Video・U-NEXTなど、人気の動画配信サービスに対応しているので、映画やドラマがいつでも楽しめます)
- USB端子:
2つ
(外付けHDDを接続して録画するのに使えます。
録画番組の保存や再生もカンタン)
- スピーカー構成:
フルレンジスピーカー内蔵
(55M550Lはより迫力あるサウンドが楽しめます)
- 消費電力:
標準で約150W前後
(モデルによって異なりますが、一般的な4Kテレビと同程度の消費電力です)
迷ったときの選び方ガイド

どちらも魅力的なモデルなので、正直なところ「どっちがいいの?」と迷ってしまう方も多いはず。そんなときは、以下のポイントを参考にしてみてくださいね。
- とにかく映像の美しさや臨場感のある音にこだわりたいなら、55M550Lが断然おすすめです。
映画や音楽番組をよく観る方、テレビの時間を特別なひとときにしたい方にはぴったり。 - 一方で、「録画ができて映りもきれいなら十分」「コストを抑えつつ、新しいモデルを使いたい」という方には、55E350Mがとっても魅力的です。
また、55M550Lはオーディオキャリブレーションやカラーリマスターなど、やや上級者向けの機能がそろっているので、「使いこなしてテレビを楽しみたい」という方にぴったり。
反対に、機械が苦手な方や初めて4Kテレビを使う方には、シンプルでわかりやすい55E350Mの方が安心かもしれません。
「画質・音質重視なら→55M550L」「コスパ・シンプル重視なら→55E350M」という視点で比べてみると、あなたにぴったりの1台が見えてくるはずですよ♪
まとめ|あなたにぴったりなのはどっち?

テレビは毎日の生活に寄りそう大切な家電。画質や音質を楽しみたいならM550L、コスパや新しさを重視するならE350M。あなたの生活スタイルに合った1台を、ぜひ見つけてくださいね。